ガラスコーティング塗料の特徴やメリット・デメリットについて
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
一般的に外壁は約10年に一度塗り替えた方が良いとされており、外壁に使用される塗料はシリコン塗料やフッ素塗料、ラジカル塗料など多くの種類があります。
その中でも耐久性に優れているのがガラスコーティング塗料であり、約20年ほど長持ちするとされています。
ここではガラスコーティング塗料の特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。
ガラスコーティング塗料の特徴について
石やガラスといった無機質なものは紫外線や雨風などの影響を受けにくく、ガラスコーティング塗料は無機質の成分で作られた塗料であるため長い年月が建っても劣化しにくいとされています。
また汚れが付きにくい、燃えにくい、高温になっても有害物資が発生しにくい、人体に無害であるなどの性質を持っているため、住宅だけでなく駅のトイレやその他の公共施設、食器や家電、車のボディなど身の回りの生活用品にも使用されています。
メリット・デメリットについて
ガラスコーティングの最大の特徴は紫外線や雨風、雪などの影響を受けにくく耐候性が高いため長持ちすることです。
耐熱性や耐久性も高く錆やコケにも強い、親水性があり雨に濡れることで汚れも落としてくれるなど嬉しいメリットがたくさんあります。
鉄やコンクリート、タイル、木材など塗る素材を選ばないため、外壁だけでなく屋根にも塗ることが可能です。
しかし値段が高額であるため一般住宅への施工例が少なく、水分だけでなく汚れや油分も防ぐため次回の塗り替えを行う時に塗料を塗りにくくなるというデメリットもあります。
またサイディングボードのような接合部にシーリングがある外壁の場合は、シーリングの寿命が約8年であるため約20年持つガラスコーティング塗料は向いていないとされています。
ガラスコーティング塗料は通常の塗料と塗り方が異なり施工例も多くはないため、失敗しないためにも実績の多い塗装業者に依頼することをおすすめします。