塗料の油性と水性について
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
塗料の油性と水性について
外壁塗装に使われる塗料にはよく油性だとか水性だとか種類があることを耳にします。
いろいろな種類が開発されていて新しいジャンルも登場している業界だけに混乱してしまいますが、実際には大きく分けて油性と水性があります。
これらの見分け方としては水で塗料を溶かすものは水性、シンナーなどの溶剤で溶かすものを油性とすることができ、判断する際には臭いや業者の作業内容で判断もできます。
溶かすといっても通常は塗料の原液をさまざまな条件から希釈して塗るのが外壁塗装なので正確には薄めるといった方が合っているのかもしれません。
多くの場合は油性と水性のどちらがいいのか?ということに注目しやすいですが、どちらを選ぶかは塗料を塗る建物の材質や予算、天候などによって左右されることがあるので臨機応変に判断することがおすすめです。
塗料の油性と水性の違いについて
塗料には油性と水性がありそのどちらにもメリットもデメリットもあります。
大きな違いで代表的なところでは油性は長持ちするし低温でも乾燥しやすいが臭いが強く、水性は油性に比べて寿命が短く低温だと塗れない可能性があるものの臭いが少なく少し安いといったものが挙げられます。
若干油性の方がリスクも値段も高いということになりますが、その分水性よりも長持ちすることを考えるとまさに一長一短です。
どのような基準で選ぶかは個人の考えるところなので一概にこの商品が絶対というようなことは言えませんが、やはり予算を含めたリスクと効果を比較検討することがおすすめです。
近年では油性の塗料でも臭いが少ないタイプが開発されたり、水性の塗料でも耐用年数が油性と同じくらいのものが開発されるなどしていて、あまり大きな違いがない状態に近づきつつあります。
費用の面でもさほど大きな違いがなくなってきているので建物にあう塗料や、作業期間や時期に合わせた塗料を選ぶことが良いといえます。