外壁塗装の「バイオ洗浄」と「高圧洗浄」の違いについて
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装の前処理について
日本の気候は住んでいる私たちにとってはその気温差や湿度の高さも含めて日常的なことで過酷だとはあまり感じていませんが温暖の気候の国の人から見るとかなり過酷に感じるようです。
改めて考えてみると真夏と真冬の温度差は楽に30度を超えるし空気がすごく乾燥していたかと思えば梅雨時には蒸し暑くて不快な日が続きます。
人にとって過酷な気候は住宅にとっても過酷で外壁・屋根は外壁塗装に守られていなければ室内にも影響を及ぼすほどのダメージを受けていると思います。
外壁を守る外壁塗装は耐用年数が5年~10年くらいで必要に応じて塗装リフォームをしなくてはなりません。
外壁塗装工事は塗装作業以外にも前処理がありこの前処理の作業がきっちりと行われていないと塗装作業の仕上がりにも悪影響を及ぼすことになります。
前処理としてはまず経年で汚れやカビ・コケなどが蓄積した外壁の表面を高圧の洗浄で綺麗にします。
この時にカビ・コケが落とし切れていないと塗装後に塗料が浮いたり剥がれたりする要因となります。
もう一点外壁のひび割れや欠けなどの箇所を補修する作業も前処理では重要なポイントになります。
こちらもひび割れ部分の補修ができていないと外壁そのものが破損したりカビが生えてくる大きな要因になります。
外壁塗装の「バイオ洗浄」と「高圧洗浄」の違いについて
長年自然のダメージを受け続けた外壁は塗装の剥がれ、カビ・コケの付着などで見た目にも汚れてくることがわかります。
またこのカビ・コケが付着していることが塗装の劣化を早める原因ともなっています。
先ほど前処理で外壁を洗浄することが重要と書きましたが外壁洗浄には高圧洗浄のほかにバイオ洗浄という方法があります。
それぞれについて簡単に解説をしたいと思います。
高圧洗浄はその名前の通り水を高圧にして噴射し外壁のこびりついた汚れやカビ・コケを落とす方法です。
一般の水道水を高圧にすることで洗浄効果が高くなります。
バイオ洗浄は高圧洗浄では完全に落ちきらないカビ・コケを薬品によって殺菌し落とすための洗浄方法です。
こびりついた汚れもバイオ洗浄なら汚れを分解して落としてくれるところがメリットです。
外壁の状態により高圧洗浄・バイオ洗浄どちらを選ぶのかを判断するようにしましょう。