外壁塗装の断熱効果とは?
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装の断熱効果とは?
外壁塗装による断熱効果があるという話はよく耳にしますが実際のところはどうなのでしょうか。
断熱効果をアピールしている塗料はたくさんあり、それらの多くは外壁に塗ることで断熱効果を得られるというものです。
ではどのくらいの効果があるのかというとそれはあまり期待できるものではなく、外壁や屋根の塗装だけで断熱が実現するかというと少しは違う程度であり、厚さが1ミリ程度の塗料では熱が伝わるのが現状といえます。
よくよく考えてみれば厚さが1ミリほどの塗料によって断熱が実現できるとすれば日本の家屋はエアコンなどをほとんど使用しなくても良いものが増えていくはずです。
そこまでの効果がある塗料は開発が進んでいるもののなかなか商品化まではいかないのが現状といえます。
仮に断熱効果のある塗料を塗った家に住んでいると真夏でもエアコンをほとんど使用しなくても済んだとか、エアコン料金が半額以下で済んだなどという広告があるような塗料は誇大広告の可能性があるので注意が必要です。
よくわからない断熱と遮熱に違いとは?
外壁塗装に限らずさまざまな分野でよく使われている言葉が断熱と遮熱です。
どちらがどのように違うのかというと断熱は熱自体が伝わりにくくなる技術のことで、遮熱は熱を反射させて遮断させる技術のことを言います。
その違いは生活にどのような違いや影響があるのかというと、断熱の方は暑さだけではなく寒さも通しません。
そのため冬場でも効果を発揮します。
その一方で遮熱は熱を跳ね返すという働きがメインなので暑さには効果がありますが冬の寒さにはあまり効果がありません。
一見すると似ているような両者でもこれだけの違いがあると考えるところがあります。
しかし使い方をしっかりと考えていけば効果的な使い方が見えてきますし、費用の面でも使い分けて節約できる可能性も出てきます。
さまざまな塗料を比較検討していくことも重要です。